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身近になった様々なオープンソースを活用しよう

回りを見渡せばすでに多くのオープンソースに囲まれている。パソコンだけでなく電化製品や自動車など身近なところまで及んでいるが,パソコンにおいて開発者レベルでなくて一般ユーザでも十分つかえるソフトウェアが出てきた。

それらは今や商用より性能が良いものが少なくない。

WEBブラウザはIEよりFirefoxがすでに性能良く,メーラもThunderbirdが便利。OpenOffice.orgはMicrosoft Officeと高い相互運用性を備えて,ワープロや表計算・プレゼンツールなどを統合したオフィスソフトだ。使い勝手があともう一歩というところまで来て,なんとか使える時代になった。

オープンソースはエコロジーをソフトウェアの世界でも実現している。

これまで,個々の企業で個別に同じような機能のソフトウェアを開発してきた。開発費用はクライアント企業からいただくわけでそれを使い回ししているのはあまり公表できるものでもない。基本的には一回開発したらそれっきりで,あらたにまた開発していくというルーチンを繰り返してきた。同じ企業内にいても,そういった開発データベースが共有されていない場合さえあるし,その会社を退職すればその資産は個人では引き継げない。企業内のその開発グループが解散すれば,過去の遺産はだれからも見直されることは無く,捨てられる。

それが,オープンソースを活用することで,開発したものを無駄にせず万人で共有し,みんなでよいものにして足りないところや追加したいところだけを開発すれば良いので,開発労力の無駄がない。ソフトウェアにバグはつき物だ。それを多くの目にさらすことにより,より安心なものになるし,多くのユーザの声によって性能が高まる。

商用ソフトやフリーソフトは実行形式のファイルは手に入るが,ソースコードは多くの場合手に入らないので,誤作動したときや改善したい場合には非常に面倒だが,オープンソースであれば自分の手ですぐに直すこともできるし,それを配布元に報告して本体で修正してもらうこともできる。

このように,オープンソースにおいては世界中に散らばっている開発労力を無駄なくインターネットを通じて結集し,留まることなく機能・性能が向上しているので,商用ソフトウェアのレベルを超えるのはわけもないことなのだ。

そのようにつかえるオープンソースがあるのに,ウェブ構築においても使わない手は無い。

以前は商用CMSといえば,何百万も何千万も,それ以上だったかもしれないほど高額なシステムだったのに,いまやオープンソースでそれらの性能をはるかに超えたものがいくつも配布されているのだ。

WEBでよく使われるCMSは,MediaWikiのコンテンツマネージメントシステム(CMS)の項に詳しい。

汎用CMS:
システムの拡張性がある汎用CMSならGeeklog等がある。Geeklogなら携帯用サイトも同時設置できて直感的操作。多言語サイトも可能で,メールマガジンや各種投稿機能など,ポータルサイトの機能をはじめから備えている。開発や管理・運用が楽なので,このブログでは一貫して推奨している。

ブログ:
ブログならブログの機能を持つ汎用CMSのGeeklogか,あるいはブログだけで拡張不要ならお手軽なWordPressがある。

ウィキ:
ドキュメントを履歴も残しながら残していきたいのならなんといってもウィキで,Wikipediaを構築するために開発されたMediaWikiは特に秀逸だ。Geeklog Wikiでも利用している。最近大学でWikiだけのインストールを依頼されるようになった。大学で学部別にWikiを管理して研究成果をためていくとものすごい財産になるはずだ。今年になって,MediaWikiの導入ガイドも出版されたので,ようやく安心してインストールできるようになったのではないか。Geeklog Wikiでも活用している。

SNS:
ソーシャルネットワークの波は留まるところを知らない。本もたくさん出版され多くの注目を集めている。SNSは究極のコミュニティ手段だ。SNSならOpenPNEが最も有名で,大変多くの利用例がある。SNSを使ええるのか使えないのかでコミュニケーションの幅がまるで違ってくるので,年配であっても,おそれずどんどんSNSで交流を深めていただきたい。メーリングリストも,できるだけSNSに移行できるのならしたほうが良い。業務日誌の交換など社内での情報交流もいまではメーリングリストやグループウェアなどよりずっとSNSのほうに分があるように思う。Geeklog.jp SNSでも活用している。

Commerce:
CommerceならZen CARTなどがあり,汎用CMSにプラグイン(モジュール)として取り込まれて活用されることも多い。Zen CART on Geeklogというかたちで,Geeklogサイトでも活用できており,現在数サイト複数開発中だが,カード決済まで十分実用に耐えうる。

このように,CMSにおいてもオープンソースは,用途に応じて最適なものを選べばよい。

また,選ぶなら配布元のサイトを見て,サポートがしっかりと機能しているかを確認してみよう。良いオープンソースには,良い開発者が自然とあつまるものだ。導入ガイドが出版されているとさらに安心して利用できるので探してみよう。

オープンソースを導入したら,オープンソースは永遠に進化し続けるものなので,長い付き合いになる。
コミュニティに参加して,お互いに助け合ってオープンソースはさらに進化していく。