CMSでSEOが自然に対策
- 2006/04/23 14:17 JST
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CMSを利用すると、SEOが本当に楽にできます。SEOの対策は次の3つに尽きます。
- ページランクを上げる。
- 必要なキーワードを埋め込む。
- ターゲットにあわせたサイトづくり。
ページランクを上げるのはページランクの高い質のよいサイトからの被リンク数を増やすことです。ヤフーのカテゴリ登録は必須ですが、それ以外からのリンクを増やすことが大事です。そのためにはリンクされやすい充実した内容にすることです。
CMSでは記事投稿がブラウザだけでできますし、メール送信だけで画像付の記事が自動作成されるので必要なコンテンツが充実し、更新頻度がたかいので訪問者も増え、自然に被リンク数が上がります。
メール記事投稿によるページ例
- OCUサロン 植物園の写真 (大量の写真も簡単に記事化)
- 理学部卒業式の写真 (メールに添付する写真の画像ファイル名がキャプチャーに)
記事投稿でHTML化される際のテンプレートを変更することでサイトにあわせたレイアウトが可能です。
リンク申請システム
リンクプラグインによって、リンクの申請も常時システムによって受け付けているので相互リンクも自然に増えていきます。(リンクプラグインは、標準プラグインです。)
リンク切れを起こさないエラーのないサイトであることも重要です。CMSを利用しないで作成するとページ間リンクが不十分だったり、リンク切れを起こしていたりしがちです。
CMSを利用すると、ページ間のリンクは自動的に構築されますし、ページのファイル名を変更しても、システム側でリンクの変更を行うので絶対にリンク切れがありません。
Geeklogの場合、トラックバックとピング送信は標準機能ですので、Geeklogを設置すればすぐに他サイトや自サイトの記事同士、相互にリンクし合えることになります。
被リンク数をふやすために、このトラックバックは最強の武器になります。
また、ピング送信を行えばブログポータルサイト等の新着リストに掲載されます。
Geeklogの場合、標準機能のRSS配信は多様なフォーマット(Atom0.3 1.0 RDF1.0 RSS0.9x
RSS2.0)で行えます。グーグルサイトマップにこのRSSファイルを登録すれば、グーグルロボットからの巡回を頻繁に行われるようになり、サイトの修
正追加がすばやく検索サイトの結果に反映されます。
2番目のキーワード対策では、よく検索される、目的のキーワードをかならずページに入れ込むことですが、Geeklogを利用すればサイトの名称とページのタイトルが自動的にそのページのタイトルになって表示されます。トップページだけではなく、下位層のページもこれで格段に検索されやすくなります。
Geeklogでは、他のCMS同様に細かく分かれたHTML書式のテンプレートによって、各ページのHTMLが生成されます。ヘッダ部分には、各種変数を利用できるので、変数を利用してページに適したタイトルを表示させることができるわけです。(図は、テンプレートの構成)
ヘッダで利用しているテンプレートファイルは、header.thtmlです。テンプレートでは、多数の変数を利用できます。
ヘッダのテンプレートでは、特にRSSファイルへのリンクもシステムと連動しています。
3番目のターゲットにあわせたサイトづくりに対しても効果的です。
アドワーズ広告に毎月多額の広告費用をかけているが効果があがらない、という相談を受けたことがあります。相談のサイトを見ると、デザインもキーワード対策も、ページ間リンクも不十分なサイトで、改善の余地が相当・・・。いくらサイトへの訪問者が多くても、購入意欲がわかなければ意味はありません。
ところが、静的ページであればリニューアルには莫大な作業が必要ですが、CMSを使えばテンプレートを修正するだけで変更できますし、コンテンツの配置は、ブロックシステムを利用して配置を移動させるだけ済みます。
テンプレートは、トップページで利用されるテンプレートとスタイルシートだけの約20ファイルを変更すれば十分です。おもなテンプレートはテンプレートディレクトリの最上位階層にあります。スタイルシート、ヘッダとフッタのテンプレートファイルだけを変更しても十分効果があります。トップページ以外の下位層のデザインは、スタイルシートによって自動的に変更されるので細分化されたテンプレートをひとつひとつ修正していく必要はありません。
GeeklogIvySOHO提供テーマtonyをダウンロードして標準提供のテーマ「professional」に上書きすれば、スタイルシートを活かしてテーブル組みを極力減らしたテーマになりますので、これを元にカスタマイズしていきます。
Geeklogの設置は比較的簡単に行えます。
Software Design 2006年5月号
OpenOffice.orgで実現!次世代オフィススィート活用法
3章:OpenDocumentで広がるオフィススィートの可能性…可知豊,秋山隆道,谷列樹
ここに、Geeklogを利用した活用事例が掲載されました。