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身近になったCMS

CMSは,CMSとBlog、Wiki、Commerceの位置づけとSNSで書いたように様々な種類があり,これから用途に応じて使えるCMSの幅もひろがっていくだろう。日本語で利用できるオープンソースCMSも随分と増えてきた。

だが,これだけ多いとどれを選べばよいかはユーザとして最も迷うことだろう。ソフトウェアの責任の所在が不明確で将来の開発方向がわからない,あるいはまたトラブルがあったときに迅速に対応してもらえないのなら,どんなに高機能であっても使えない。

何を選んだらよいのかは,オープンソースのコミュニティを運営する立場から言えば,一番にコミュニティの雰囲気だ。

そのコミュニティがプロダクトの方向として何を目指し,どういった雰囲気でコミュニティを運営し,どういったベンダーがサポートし,どういった情報を公開しているのか,コミュニティの健康度がCMSの一番のバロメータになっているように思う。

少々機能が今足りなくても,豊富な開発人材で今後条件を満たしていくだろう。責任ある対応や,初心者にもやさしいサポートを多くの参加者で行っていくコミュニティこそ,将来も安心してそのオープンソースCMSを使い続けていくことができるというものだ。

商用のCMSをすすめるサイトでは,オープンソースでは初期導入は安くつくが,機能の拡張の際にはかえって高くついたりする,といった表現があるが,機能拡張のしくみが多く開発しやすいオープンソースを利用することにより解決する。

機能拡張しやすいCMSとして,当事者ではあるが,Geeklogを一番におすすめしたい。

他のCMSからGeeklogに移ってきた開発者の感想として一番に言われるのは,操作が直感的で軽い,ということなのだが,使い込んでいくうちに,機能の拡張方法が様々に用意されていることに驚く場合が多い。

機能の拡張方法には,大きく分けて5種類が用意されている。

プラグイン

他のCMSではモジュールと呼ばれる場合がある。

PHPブロック関数

ブロックに簡単に表示できる。運営者は関数名を指定するだけで利用できる。

静的ページPHP

どこにでも配置できる。見積もりや問合せフォームなどもすぐにできあがる。

アプリケーション

Geeklogで提供された関数を組み合わせてすぐにページを作成できる。

カスタム関数

本体をハックするのではなく,あらかじめカスタマイズが予想される関数はカスタム関数のサンプルが用意されており,それを有効にすることでカスタム関数が動作する。システムのバージョンアップの際に,本体がハックされていると面倒だが,本体ときりはなされた場所にまとまってカスタム関数群が置かれていると,安心してバージョンアップやメンテナンスが可能になる。

このように,開発者にやさしい開発環境があたえられているというのも大きなメリットだろう。

Geeklogは汎用CMSの中でも,ブログ機能が充実したブログCMSだが,WikiのDokuwikiプラグインやCommerceのZen CARTプラグインが日本語UTF-8で提供されてきたのでより用途がひろがった。

オープンソースは,みんなで開発していくという前提で設計されているので,機能追加開発は本来やりやすいものなのだ。

(本文修正)「以前Wikipediaのコンテンツマネージメントシステム に書いたように」を,「CMSとBlog、Wiki、Commerceの位置づけとSNSで書いたように」に修正しました。