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SOHO支援団体~財団法人日本SOHO協会は再生できるのか~

先日,現在の活動をオープンソースリソース研究会で発表したなかで,SOHO支援事業が,時代が変わってきた中で要らなくなったというくだりに随分納得した,という感想をいただいた。

1998年当時,SOHO支援団体としてIvy SOHOを立ち上げた。当時は必要とされるピークだったのではないだろうか。

どんどんひとが集まり,熱気があり,期待もされた。

当時は企業から流れてくる案件を細分化してSOHOに委託する事業が多く,発注額も数100万円というようなものまであったので,リスクをかかえながらも,当時1万人を超えるSOHO支援サイト参加者から,スキルの高いメンバーを選りすぐったり,受発注経験を重ねて定常発注メンバーを増やすことで対応した。

ところが,他のSOHO支援団体(?)では,高価格な業務の横流しによる利益を得ているといううわさを聞く様になったり, 高額の案件が少なくなってリスクばかりが高まることで嫌気が差し,業務委託事業はほどほどにする方針に変えた。このころ,あちこちに立ち上がっていたSOHOグループやSOHO支援団体も急激に姿を見せなくなっていた。 ますますWEBが充実して,発注先を,SOHOグループに委託する必要がなく,直接受託できる企業をWEBで探せるようになったたからだ。

それよりも,SOHOがこれから起業するにあたっての支援のためのセミナーが必要だと考えて,弁護士,弁理士,税理士,社労士の先生方を呼んだり,SEOやWEBカラーの専門化を呼んでセミナーを開いた。

そういうなかで,これからのSOHOに特に必要だと思われたCMSを,当時日本で紹介されていた5~6件のCMSの中から選んだのがGeeklog。

Geeklogは,ポータルサイトもつくれる汎用CMSで,WEBでビジネスを行ったり,WEB開発サービスを行うにあたっても協力なツールになると感じ,Geeklogにほぼ1本に絞ってOSS活動にのめりこんだ。

Geeklogを選んだのは,2004年当時。そのころにはもうSOHO支援団体の意味合いも随分薄れてきつつあった。

それでもまだ期待するところはあったので,2007年,東京移転と同時に,財団法人日本SOHO協会に幹事として参加し,年に1回の大イベントであるSOHO DAYではOSSをテーマに シンポジウム内で,パネルディスカッションを開いた。

経緯はここでは省くが,この夏,わたしは辞表を出した。

そうして理事会があらたに再結集されたわけだが,SOHOを考えていろいろこれまで企画を出してきたわたしをふくめたSOHOサイドの理事たちへは一切声がかからなかったようで,知らない間に新理事が加わり理事会だけは開催されたと聞いた。

そして,ことしのSOHO DAYはどうやら流れてしまったらしい。

イベントも開けず,ホームページの更新もできない今の状況が続くようなら,また,協会が発信する理念をあらたに構築できないのなら,SOHOからSOHO協会へ求めるものもますますなくなっていく。

いつか打開する日がくるのだろうか。