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ソフトウェアの寿命とオープンソース

  • 2010/05/20 02:17 JST
  • 表示回数 5,583

どうせ今月末で消えてしまうブログだが、せっかくの機会なので書いておきたい。

以前、このブログ内の日本IT業界絶望論 江島健太郎を読んでいたく共感した。わたし自身、企業内のSEだったので理解できたし、 退職した理由も、このまま会社の中だけで飼い殺しにされたくない、自分のちからを十分に活かして、またそのちからを周囲と分け合い、永続させていくことが できたらという漠然とした思いからだった。

オープンソース と日本の若手プログラマーの可能性で、kobabさんも次のように言及している。

プロプライエタリ志向の大手企業と政府に囲まれてSIerに勤める若手プログラマーが飼い殺しにされ育つことが出来ず、日 本からイノベーションが発信され
る可能性がほとんど見えない。

これはGeeklog JapaneseのSNS内の日記で展開されたものからの感想だ。

SIerが担う、日本の企業向けソフトウェアは寿命が非常に短い。その企業だけにしか通用しない特殊な仕様を短期開発するため、汎用的なものをつく らず、安易に開発して使い捨てにする。

ソフトウェアの寿命を短くするのは、開発者自らの寿命をも短くすることにつながる。

いかに汎用的に開発してそれをベースにどの会社のシステムにも供給していく。この姿勢こそ、製品寿命を長くし、それがソフトウェアを強くして、ひい ては自分自身の開発寿命を長くすることになる。

それを究極的に実現させることができるのが、オープンソースだ。

オープンソースは、どんな利用にも、コンフィギュレーション設定やモードの変更など、ひとつのソフトウェアであらゆる用途に対応させるように開発す る。

ソフトウェア本体と、それを拡張する多くの機能を、ソースコードとしても明確に分離している。

そのため、本体の開発と、個別の機能開発を並行して行ったり、開発者や開発会社をまったく別におこなうことができる。

いつまでも短寿命のソフトウェアに振り回されてスキルアップできないIT技術者をかかえるSIerもそのうち弱体化するのは必至で、そのときになっ てIT技術者が転職しようと思っても、もう遅い。

いかに長寿命のソフトウェアを開発するのか、長期的な展望ですすめていく必要があるだろう。

といっても、日本の一般的な発注側の企業は、そんなことはおかまいなしにどんどん自社にしか通用しない細かな要求をこれでもかこれでもかと押し付け てくる。

汎用的で、将来にもわたって継続してセキュアに使えるソフトウェアを提供するため、今、この機能の開発はできないのでがまんしてくださいと、どれだ けのSIerが言えるだろう。

オープンソースの理念を語っても、理解できる企業が一体何割あるのかも疑問だ。

現在ほんの一部のオープンソースを理解してもらえる企業のみを相手に、厳しいオープンソースビジネスを展開中だが、少なくとも将来にもわたって通用 する技術やネットワークが味方しているし、オープンソースを理解する会社は増えることはあっても減ることはない。仕事は増えるばかりだ。いや、まだまだ将 来のための持ち出しの開発が多く、大変なんだけれど...

ブログ移転の方法

  • 2010/05/04 02:17 JST
  • 表示回数 4,564

ブログ移転で、編集部にMT形式での吸い上げをお願いしていたものの、返事が無いのでどうしようかとTwitterやSNSなどでつぶやいてい たところ、Geeklogの開発者が、CNET読者ブログをMT形式に自動変換するPHPのスクリプトを開発して、コンテンツもあわせて送ってこられまし た。仲間がいるってこういうことなんですね。ありがたいことです。

MT形式ですぐに移行できるブログは、現在わ かっているところだけですが、ライブドアブログ、FC2、 DTI 、独自ドメインでCMSのサイトを構築するなら、MT Geeklogなどを使うと、すぐに移行できます。

スクリプトは、ブロガーのみなさんへは、ご連絡いただければすぐにお渡ししますので、どうぞ。

連絡先:Twitter @ivyjp またはお問い合わせフォームか ら

※ ちなみに、このブログはこちらに移転する予定です。

[みんなの回答]CNET読者ブログを突然廃止なんてもってのほか

  • 2010/04/25 13:51 JST
  • 表示回数 4,008

CNETJapan ブログネットワークの今後についてお知らせ

このメール、実は放置していました。だって、タイトルみただけだと、廃止するなんて思いもよりません。

今後はTwitter機能の追加だとか、機能アップの案内だろうなくらいに思っていました。

多くのブロガーは気がついていないのではないでしょうか。たった一通のわかりにくいおしらせだけでは・・・

廃止再検討を!少なくともこの膨大なコンテンツは、そのままアーカイブ記事として参照されるべきです。コメントはすべて停止させて、管理はブロガーから編集局に移しさえすればよい。

コンテンツは、配信側だけのものではありません。このコンテンツを参照した外部コンテンツをすべてネット上のゴミクズと化すのですか。

ネットへの挑戦というか冒涜としかいえません。

昨年秋、 シーネットネットワークスジャパン株式会社は、朝日インタラクティブ株式会社に変わりました。

経営に行き詰まったネットに強い情報配信会社をネットに弱い新聞社が買ったという構図でしょうか。

それがこの有様でしょうか。

今回の決定は、親会社である朝日新聞社のネットに対する見識がそのまま反映されているようにしか見えません。

朝日新聞社として今回の対応をどう考えているのでしょうか。

Twitterでも。

今駒哲子のTwitterアカウントは@ivyjpです。

http://twitter.com/ivyjp へもどうぞ。

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