Geeklogセミナー「CMS比較2」を開催

  • 2009/05/07 17:28 JST

今回は,2009.05.15 Geeklog Japaneseセミナー(東京)を開催しますのでイベントの告知をさせてください。
http://www.geeklog.jp/article.php/seminar20090515

今回のテーマもCMS比較です。Geeklogだけではなく,様々なCMSの仕組みを理解することでさらにGeeklogを知ることができ,Geeklogと組み合わせて活用することも可能になります。
※来月以後開催セミナーのCMSのスピーカーを募集中です。

前回は商用CMSの
RCMSと昨年日本に紹介されたばかりの最新オープンソースCMSのeZ Publishでしたが,非常によい刺激になりました。

今回はAGMSという非常にユニークなサービスです。どうぞご参加ください。

Geeklog Japaneseセミナー in Tokyo 久我山

日時:     2009年5月15日(金)
セミナー 19:00 - 20:00
懇親会 20:00 - 21:30
会場:     久我山:喫茶店コニファー(貸切)
〒168-0082 東京都杉並区久我山3-24-22 の頭線 久我山駅 南口から徒歩1分
 ※久我山へは,渋谷から急行13分。あるいは吉祥寺から急行3分。

Google Maps:

吉祥寺南口を降りて神田川を渡って信号を渡ります。角の三菱東京UFJは,現在ファミリーマートになっています。坂を上がったところ,フードスタイルは現在ローソンになっています。ローソンの先,久我山電器の手前を右に曲がると正面に見えます。

(喫茶店貸切。料理・ビール・ワイン他も)

内容:     CMS比較でCMSの視野をひろげよう2
セミナー内容:         CMSを利用したあらたなサービス「AGMS」
Geeklog紹介(Geeklogがはじめての方もどうぞ)

スピーカー:
株式会社AGM 代表取締役 布施宏(http://www.agmsys.com
Geeklog Japanese/IvyWe 今駒哲子(https://www.ivywe.co.jp

費用:     セミナーのみ:実費
セミナー・懇親会:¥2,000(予定)
定員:     20名様
セミナーも懇親会も一体化したものですので懇親会のほうにも時間の許す限りぜひご参加ください。

お申し込み:  お申し込みフォームからお申し込みください。

 

CMS比較サイトを利用すべきか

  • 2009/04/28 16:45 JST

CMS比較サイト,あるいは一括見積もりサイトを利用すべきなのかどうか。

CMSは利用したいがどれを選んでよいか分からないし,ましてやどの会社に委託したらよいのか皆目見当が付かない。そのようなときに,CMS比較サイトがあって,一括見積もりができるとあれば,依頼してしまいがちだろう。

受注側の企業と立場としては,比較サイトに業者登録を2件行ったが,結果,基本的に弊社に直接委託される業務で手一杯なので,受注できるかどうか確約のない会社に対して見積もりを行うだけの体力もないし意味もあまりない。

比較サイトの場合,委託が100%確定していない場合も多く,単に検討のために案件を出していることさえあるようなので,あまりあてにしてはいけないようだ。

CMS比較セミナーを先日,Geeklogセミナーで行った。商用CMSの「RCMS」と,昨年日本にあたらしく紹介されたばかりの「eZ Publish」の推進者にスピーカーとして来ていただいた。

それぞれのCMSに,それぞれのよさがあり,存在意義があることをあらためて認識させられる貴重なセミナーになった。

 「RCMS」のお問い合わせフォームプラグインの充実は,さすが日本における商用CMSならではの開発で大変参考になった。今後のGeeklogの開発に十分活かしていきたいと思わせる内容だった。

 「eZ Publish」は,WEBフレームワークとしての今後の可能性に目を向けてくれた。

まずはいろいろなCMSに直接触れて,目的にあったCMSを選らぶことだと思う。

CMS選びについては,CMSの現在の機能の○×表にとらわれることなく,推進者がどの方向へ育てようとしているのかを見極めること。本家があるばあいには,本家との連携をどう考えているのかをよく見極めること,日本での利用は,日本語メール,携帯対応,お問い合わせフォーム,この3点の開発が海外の開発物と大きく違うので,この3点をどこまで日本が独自に対応させられるかが大きな鍵を握っているように思う。

Geeklogは,Ivy SOHOの流れが地盤にあるが,それだけでGeeklog SNSが 1000人を超えて活発に活動しているわけではなく,Geeklogの良さに惹かれてこその数だと思う。また,お互いに助け合う精神は,Ivy SOHOからのものだが,Geeklogはそれが非常に顕著で,公式サイトのサポート掲示板におけるフィードバックを含む書き込み数も非常に多い。Geeklogの開発コミュニティは居心地がよいと,他のOSSのリーダたちも結構多く参加して,交流をはかっているのも特徴だ。

Geeklogはひとくちでいうと,開発者にとっては非常に手離れが良く,利用者にとっては非常に簡単に使いこなせるCMS。シンプルな構造ながら高機能なことまで拡張できるのが特徴だ。

OSSは単独では成長できない。いろいろなOSSと交流を持つことが必要で,商用CMSとの交流も例外ではない。

今後も交流できる機会があれば,きていただくばかりでなく,こちらからも出かけていくので声をかけてほしい。

次回のセミナーは,5月15日。テーマはやはりCMS比較。他のCMSのスピーカーを募集中なのでぜひご紹介ください。

セキュリティリリースGeeklog1.5.2sr4

  • 2009/04/18 23:44 JST

Geeklog1.5.2に対してセキュリティリリースが公開された。

http://www.geeklog.net/article.php/geeklog-1.5.2sr4

Nine Situations グループのBookooが古くから利用されているユーザセッティング(usersettings.php)においてSQLインジェクションがあると報告したが,今回のリリースで対策された。

変更すべきソースは,公開領域/usersettings.php のみ。Geeklogご利用の方は本家からダウンロードをどうぞ。

usersettings.phpは,日本語化にあたって,一切修正していないので,本家から配布されているusersettings.phpを差し替えるだけ。

Geeklog 1.5.2sr4 combo update (Geeklog1.5.2sr4コンボアップデート) installation recipe を公開した。自動インストーラでどうぞ。

http://hiroron.com/filemgmt/index.php?id=179

過去,Geeklogのセキュリティリリースは1年に1度くらいとほとんどリリースがなかったが,ここ1ヶ月の間に4度も立て続けに報告を受けてセキュリティリリースされている。

2009.4.18 sr4リリース
2009.4.13 sr3リリース
2009.4.4 sr2リリース
2009.3.30 sr1リリース

オープンソースを使うことにより,危険な箇所をこうやって多くの目でチェックされ,その都度本家から早急に対策されてくるのはありがたいことだ。

利用する立場としては,セキュリティリリースに早急に対応していくことが大事だ。

Geeklogは言語がプログラム本体から切り離されており,マルチバイト環境のサイトでも問題の無いCMSになってきている。このところのセキュリティリリースも,日本の携帯ハック対応が必要だったlib-sessions.phpのsr2を除き,sr1,sr3,sr4は本家配布版そのまま差し替えるだけ。これは大変ありがたいことだ。

そういう開発を続けるためにも,本家へのフィードバックを行って,日本からの要望も本家版に取り込んでもらい,日本でのハックを極力行わない開発体制が益々必要だとおもう。

将来も安心して使えるように,開発したものは積極的にフィードバックしていただきたい。それらを本家へもフィードバックすることもできる。ひとりでフィードバックしきれないときは,複数の開発者で応援書き込みも。

こういった体制で進めてきた結果,いくつかすでに本家版に取り込まれた。

開発したものを公開しないまま使っていくのは結果として開発成果を死蔵してしまうことになりかねない。公開していくことで他の開発者によってさらに進化して,必要なものは日本語版や本家版にさえ取り込まれる。本家版になったら,セキュリティ関係も厳重にチェックされていくのでさらに安心して利用されていく。

こうやってオープンソースは多くの知恵を結集してさらに強くなっていく。

2009.4.23 Geeklogセミナー「CMS比較」では,商用CMSのRCMSと昨年日本で紹介されたばかりのeZ Publishを招いてセミナーを開催するが,今回の一連のセキュリティリリースに関する話題や,Geeklog1.4からのバージョンアップなども話題にしたい。まだまだ参加者を募集中なのでどうぞ。

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