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ここ1年で大きく変わったCMS模様

  • 2009/06/11 09:20 JST
  • 表示回数 2,837

昨年夏,Linux World2008の.orgパビリオン(NTTコムウェア主催)のCMSパネルディスカッションに,多くのCMSが参加して以後,ここ1年でCMSやそれをとりまく環境は大きく変わってきたように思う。

ことしは Linux Worldから,OpenSource World2009と名称を改め,会場をビッグサイトから東京国際フォーラムへ会場を移して,3日間のところを2日間に縮小して,7月1日から2日にかけて開催する。

OSSは,バブリーなIT事業とは違ってざくざくと収益があがるものではなく,この不況下では妥当な規模になったのではないかと勝手に想像したりしているが,OpenSource事業はどの会社も極めて堅実に運営されているようだ。

CMSは, OSSの中でもビジネス化しやすい分野で新規参入も極めて多い。ことしのCMSパネルディスカッションは,昨年とは大きく変わる顔ぶれとなる予定だ。

CMSパネルディスカッション

CMSパネルディスカッション
~ここ1年で大きく変わったCMS模様(仮)~
日時 2009年7月2日 15:30-17:00
会場 東京国際フォーラム 展示ホール .orgパビリオン
主催 NTTコムウェア
パネラー出演費用 無料
※セミナー・ブースの出展も無料。ただいまブース出展者も募集中です。

ここ1年でWordPressはSNS機能の拡張など,大きな変化があった。まだ日本ユーザ会としてのまとまりはみられないものの,個別の勉強会も立ち上がり,個人での研究はかなり進んでいるようだ。Drupalも大手ベンダーが採用し始めてきて,その情報が少しずつ公開されてきている。concrete5やeZ Publishのような新しいCMSや国産CMSも現れてきた。その他のおなじみのCMSもそれぞれに技術的進歩がめざましく,ますますつかえるCMSになってきたようだ。

Geeklogコミュニティには,concrete5(汎用CMS)やMyNETS(SNS),OpenLaszlo(Flash)のリーダやコア開発者が参加し,お互いに技術協力が盛んだ。 最近ではconcrete5に携帯ハックのソースをGeeklog開発者が提供したり,また,逆にconcrete5のあたらしい機能を参考にして議論が進むなど,相互交流が行われている。

コミュニティになぜこだわるのか,だが,日本人開発者にとって英語の壁はあまりにも大きい。本家にフィードバックがなかなか思うようにいかない。それをコミュニティでまず日本側の意見調整をして,フィードバックを複数の開発者で連携して行うことによって,徐々に本家に日本での利用をスムーズにできるような方向性をあたえることができる。

Geeklogはバージョン1.6になって,日本人開発者が表示の高速化やサイトマッププラグインをコアプラグインとして提供するなど,本体の開発に貢献できるようになってきた。

また,こういう動きは,ひとつのCMS内だけではなく,多くのOSSやOSSを超えて技術交流を行ってこそだと思う。

日本は利用するだけ利用するが,フィードバックをまるで行わないOSS後進国,というレッテルを,ぜひともこういったコミュニティ交流で改善していくべきだろう。

そのため,個別のセミナーを開くだけではなく,こういったセッションが必要になっている。

ことしの顔ぶれは現在のところ7グループ。

  • ek-MyWEB
  • eZ Publish
  • Geeklog
  • Joomla
  • MODx
  • Plone
  • TYPO3
    (ABC順)

イベントの案内,お申し込みは,OpenSource World 2009(OSS Japan)へ。

または,直接OSPN  SNSのイベントコーナーで参加表明を!

SOHOや障がい者をだます悪徳SOHOビジネス(2)

  • 2009/05/26 18:47 JST
  • 表示回数 2,651

SOHOや障がい者がだまされやすいと前回のブログで書いたが,SOHOはSOHOでも,SOHOになりたい自称SOHO,特に社会人経験の少ない主婦層に被害が多いように感じる。ひとりの主婦が何度もだまされたというような話まで聞く。多くは家族にも話さず,無き寝入りだろう。

障がい者も,在宅で仕事をして少しでも自立したいと切実に考えている。わらをもつかむ思いを巧みにだまして教材を売りつけるなど。

どうしてこのようなことが,永年放置されてきているのかまったくわからない。

悪徳業者は,巻き上げたお金を週刊誌や新聞への広告やホームページ制作に費やし,ますます栄えている。

悪徳業者かどうかは,インターネット上で,「悪徳 会社名」で検索すれば,その会社のうわさですぐに判断できる。

わからなくても,会費をとるかどうかで簡単に判断がつく。会費を取る対象が不特定多数でなりふりかまわない様子が少しでも見えたら,もう,間違いなく悪徳だ。

SOHOや障がい者をだます悪徳SOHOビジネス

  • 2009/05/25 08:43 JST
  • 表示回数 2,647

根本的な問題は,仕事を求める需要に対して,仕事を発注する供給が圧倒的に少ないという需給バランス欠如がある。

そのような状況の中で,安易に受発注ビジネスを行えば,値崩れを促進し,SOHOに無用な負担をかけるだけだ。

受発注システムによって,スキルの低いSOHOまでもが受注の機会を得やすくなってしまい,スキルの高いSOHOに仕事が来にくくなり, 発注側も,スキルの低いSOHOにあたる可能性が高くなることでSOHOはだめだというムードを作ってしまうことになる。

SOHOは,CMSなどを習得して高度なWEBを立ち上げて受注を行なうなど,スキルを上げて, その上で受注していく本来の方向に立ちもどる必要があるのではないか。

初心者のSOHOは,安易にSOHO受発注システムを利用してほとんど来ない案件を待つのではなく,まずスキルを上げる努力をすべきだ。

そのようなとき,オープンソースコミュニティは助け合いグループなので,コミュニティに参加して自然にチカラをつけていくのもひとつの方法だ。

SOHO支援を謳うなら,受発注のしくみを提供してSOHOから会費をとったり認定制度で会費を取るのではなく,企業側の発注を促進する事業をすべきだ。Ivy SOHOはオープンソースの促進そのものが促進すると考えて支援活動を様々に行っている。 Geeklogや,OSS Japanもその取り組みの一環だ。

さらに,オープンソースはそのものによってビジネスに展開していきやすい。スキルさえあれば,元手がほとんどいらないのがオープンソースだ。

受発注サイトや,SOHOのスキルを認定する制度によって会費をSOHOからあつめるしくみは,間違いなく悪徳商法といってよいだろう。

どんなに きれいごとを並べても,お金の取りやすいSOHOや障がい者に,見込みのない業務発注をちらつかせて高い教材を買ってもらったり,会費をとって受発注システムで受注しやするようなしくみの提供も,SOHOのためにまったくなっていない。発注側をもだます行為だ。

こんなサイトには絶対登録してはいけない。

 

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