SOHOや障がい者をだます悪徳SOHOビジネス

  • 2009/05/25 08:43 JST

根本的な問題は,仕事を求める需要に対して,仕事を発注する供給が圧倒的に少ないという需給バランス欠如がある。

そのような状況の中で,安易に受発注ビジネスを行えば,値崩れを促進し,SOHOに無用な負担をかけるだけだ。

受発注システムによって,スキルの低いSOHOまでもが受注の機会を得やすくなってしまい,スキルの高いSOHOに仕事が来にくくなり, 発注側も,スキルの低いSOHOにあたる可能性が高くなることでSOHOはだめだというムードを作ってしまうことになる。

SOHOは,CMSなどを習得して高度なWEBを立ち上げて受注を行なうなど,スキルを上げて, その上で受注していく本来の方向に立ちもどる必要があるのではないか。

初心者のSOHOは,安易にSOHO受発注システムを利用してほとんど来ない案件を待つのではなく,まずスキルを上げる努力をすべきだ。

そのようなとき,オープンソースコミュニティは助け合いグループなので,コミュニティに参加して自然にチカラをつけていくのもひとつの方法だ。

SOHO支援を謳うなら,受発注のしくみを提供してSOHOから会費をとったり認定制度で会費を取るのではなく,企業側の発注を促進する事業をすべきだ。Ivy SOHOはオープンソースの促進そのものが促進すると考えて支援活動を様々に行っている。 Geeklogや,OSS Japanもその取り組みの一環だ。

さらに,オープンソースはそのものによってビジネスに展開していきやすい。スキルさえあれば,元手がほとんどいらないのがオープンソースだ。

受発注サイトや,SOHOのスキルを認定する制度によって会費をSOHOからあつめるしくみは,間違いなく悪徳商法といってよいだろう。

どんなに きれいごとを並べても,お金の取りやすいSOHOや障がい者に,見込みのない業務発注をちらつかせて高い教材を買ってもらったり,会費をとって受発注システムで受注しやするようなしくみの提供も,SOHOのためにまったくなっていない。発注側をもだます行為だ。

こんなサイトには絶対登録してはいけない。

 

オープンソースがテレワークを促進する理由

  • 2009/05/25 08:32 JST

オープンソース開発者の開発成果はガラス張りだ。だれもが評価できる。相対評価,絶対評価が開発者たちの間で共有され,日々のブログやSNS,メーリングリスト,チャット, 多方面での関わりによって,人間性からその人物の動きが精神的なものを含めて,なんとなく伝わってくる安心感がある。

だからオープンソースの開発は,テレワークが可能になる。

商用ソフトウェアでは,ソースは公開されないわけで,評価する人材が限られることになる。開発者のブログやチャットも外部に出にくく,外部からの評価も得にくい。そのため,評価の精度に関して,商用よりオープンソースが圧倒的に有利なわけだ。

新型インフルエンザの今回の騒動で,オープンソースのテレワークがあたりまえの業態に大変助けられている。大阪で開催するはずのセミナーが無くなったが,他ではそれほど痛手をこうむっていない。

この不況も,オープンソースは費用と機能を再検討した結果,オープンソースを選ぶ企業も増えてきており,オープンソースは利益を生みにくいのだが,一旦ビジネスになってくると,これほどしぶといビジネスは他にないのではないか。他のソフトウェア産業が立ち行かなくなったとしても,一番最後に残っているのはオープンソースかもしれない。

 

新型インフルエンザでセミナー中止

  • 2009/05/18 22:10 JST

新型インフルエンザの影響で大阪府は「流行警戒宣言」で18日から24日までの間,イベント・行事の中止要請がアナウンスされました。大阪市の学校も軒並み休校。これを受けて今週末開催予定だったGeeklogセミナーを中止します。

大阪,京都ではマスクが売り切れ,電車内でもマスク姿が目立つそうで,比較的のんびりとした首都圏とはかなりの温度差があるようですが,京都からさらに名古屋,首都圏への拡大も時間の問題かもしれません。

 

 

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