OSS,不況が助けるのかつぶすのか

  • 2009/01/11 23:12 JST

この不況で各社の大型案件はいまどうなっているんだろう。ペンディング?中止?

オープンソースを使う方向にシフトしてOSSが潤うのか,それともOSSもあおりをくうのだろうか。

ようやくOSSが成熟してきて商用と張り合えるようになってきたのでOSSビジネスの成長を止めたくない。

OSS Japanは,プロフィールを登録することで,自然にOSSデータベースとユーザネットワークができるしくみだ。

開発中だが,データベース登録関係はようやくバグが取れてきた。

すでに何人かはプロフィール・OSS登録を完了しているので,OSSデータベースを参照してほしい。

このOSSに関わっているユーザは,他にどんなOSSにどのように関わっているのかといったOSSを介したネットワークがひろがって面白い。

2009.01.22,Geeklogセミナーを渋谷で行うのでどうぞ。

 

Geeklog Japanese主催Geeklog勉強会を開催します。どうぞご参加ください。

Geeklog Japaneseセミナー in Tokyo
タイトル:Geeklog最新開発動向について
日時:2009年1月22日(木) 19:00 - 21:30 セミナー・懇親会
会場:株式会社びぎねっと セミナールーム

〒150-8512 東京都渋谷区渋谷1-1-10 9階 びぎねっとアクセス
内容:Geeklog最新開発動向について スピーカー:今駒哲子
費用:セミナー:無料 懇親会:¥2,000(ケータリング+ドリンク)
定員:20名様
お申し込み:お申し込みフォーム

ノートPC,LANケーブルやハブ持参歓迎します。

よろしければぜひ,SNSでも参加表明をどうぞ。

商用CMSかオープンソースCMSか

  • 2008/12/30 17:31 JST

商用CMSかオープンソースCMSかを選択する際,総額3000万円くらいの案件なら,企業は商用を選ぶほうが楽かもしれません。ライセンスが1000万だとしても2000万あれば十分いろいろできそうです。

商用なら,管理画面の機能が親切です。商用だと,機能は絞られているけれど,今,使いたい機能はしっかりとあります。

ベンダーも大きくて能力の高い会社なので安心でしょう。

Geeklogは管理画面で不十分なところがあります。たとえばアドバンストエディタで使えるHTMLとGeeklog本体の使えるHTMLとが連動していないところ。ただ,この連動は,開発するとすれば1~2人日でできるでしょう。

パーミッション画面も英語が多く,初めての人にはわかりづらいかもしれません。機能が多すぎて,要らないものは隠して欲しいと思われるかもしれません。でも,この開発も,1~2人日で十分できるかもしれません。

携帯への対応強化も,10人日くらいあればかなり十分な機能になるでしょう。

ただ,OSS側に,今,その余裕がないのでできていません。そのため,商用CMSのほうが,たとえ初期費用が高くても手軽だという状況があるのでしょう。

しかしながら,そんなことばかり続いていたのではオープンソースは育ちません。

足りないところは開発して公開して,次の利用者のための資産にしていきます。将来バージョンアップの際にもいろいろと恩恵を受けるというメリットがあります。ベンダー・ロックインもないので,安心です。

OSSを使えば3000万のところは1000万で,1000万のところは300万で開発できるでしょうから,目に見えてコストダウンできます。

Geeklogの場合,大きな開発案件があるごとに,これまでも「お問い合わせフォーム」など,便利だけれど開発はちょっと面倒で手が出なかったようなアドオンが,増えています。今後もそういう案件が増えていくことを期待しています。

そうしてGeeklogが良いCMSに育てば,さらに競争力がつくので,Geeklogを入れたい,Geeklogでなければだめだという企業が増えます。そこで,Geeklogで独立開業できる開発者が生まれます。

Geeklogの開発会社も大きくなって,さらに安心して企業とつきあっていけるようになります。Geeklogの機能もアップするでしょう。

今派遣や社員としてはたらきつつボランティアでGeeklogを開発しているひとたちのなかでも,Geeklogで現状の報酬を見込めるのならすぐさま独立開業したいとおもっているひとたちも多いのではないでしょうか。

鶏が先か,卵が先か。OSS側を支援する政治的な動きが見込めない以上,OSS側の努力がまだまだ必要のようです。

OSS JapanのOSSデータベース入力とSOHO

  • 2008/12/22 07:13 JST

OSS JapanのOSSデータベース入力の環境がようやく整った。

 http://www.ossj.jp/

プロフィール登録を行う際に,利用しているOSSの情報を入力するだけで,OSS一覧を表示すると,どういうかかわり方のひとが何人登録されているかがグラフですぐにわかる仕組みだ。

プロフィール登録画面 ⇒ OSS利用者が自動的にグラフ化


どのOSSにどのように関わっているかを登録すると,OSS利用者が自動的にグラフ化。

開発者ならOSSデータベースの内容をすぐに編集可能。

実際にOSS関係者に案内して運用し始めると,オープンソースのカテゴリやライセンスの選択肢が足りないことがわかり,逐次追加しながら運用している。

Ivy SOHO SNS「We」は仕事情報をSNS内で配信しているが,今回100件を超えるこれらオープンソースの情報を収集して入力する仕事情報を案内しているところだ。データベース情報の収集はボランティアとネットワークを介したSOHOのちからで,意外に早く形になるのかもしれない。

あとは,OSS利用アンケートをどれだけ多くのひとたちに協力していただけるかが鍵になっている。

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