オープンソースとエコロジーと地方復権

  • 2007/12/12 10:43 JST

オープンソースがより活発になれば,技術が集約して引き継がれるので無駄な開発がなくなる。これでどれだけの無駄なエネルギー消費を節約できるだろう。

オープンソースがさらに活発になればそれがビジネスに結びつく。ビジネスになれば,大きな会社だけでなく,SOHOもオープンソースでビジネスができるようになる。そうすればテレワークは一挙に全国に広がるだろう。交通機関の都市集中が緩和されることで,これもエコ。

SOHOが都市から離れたところで豊かに暮らせるようになれば,家族との結びつきが強まり,ゆたかな家族やオープンソースビジネスが地方に増えていくことで,地方の産業が活発になる。

風がふけばおけやが儲かる,みたいなはなしかと思われるかもしれないけれど, これは結構現実的なはなしだと思う。

テレワークを推進する総務省も地方復権や経済活動をサポートする経産省も,どちらももっとオープンソースを支援したらよいと思う。ただ,どちらも現場を知らないんじゃないかと思う。もっとオープンソースのリーダを中心に全国から集めてヒヤリングして,そうして何をすべきなのかをもう一度洗いなおして欲しい。

国は,実証実験やらなにやら…大きな企業ばかりを下支えしているように見える。壮大なる無駄使いだろう。

それよりも将来のためのオープンソース支援を,現場の声を直接聞いて支援すること。それが最小費用で最大の効果を生み出すはずだ。

Geeklogにする理由

  • 2007/12/10 23:58 JST

既存サイトをオープンソースCMSであるGeeklogに置き換えたら様々なメリットがある。

費用削減:

  1. SEO対策費用を削れる。(Geeklogが自動的に最適なページを生成するので)
  2. 外部デザイン会社へコンテンツ更新作業委託費用を削れる。少々の文言修正ならだれでも簡単にできる。
  3. 機能拡張のための開発費用を削れる。(Geeklogは汎用CMSであり,カスタマイズ開発手法も標準で用意されている。)

運営メリット:

  1. すぐにサイトをさわれるので,迅速な更新が可能になる。
  2. コンテンツを増やすのが簡単なので,コンテンツが豊富になる。
  3. リニューアルが簡単。(テーマを置き換えるだけ)

機能アップ:

  1. UTF-8の多言語サイトが可能。
  2. 携帯対応サイト。携帯でも編集が可能。
  3. ユーザ参加型のサイトとなりアクセスが増える。(アンケート,コメント,リンク申請,イベント登録申請,記事登録申請など)

ざっとあげただけでこれだけのメリットがある。多少の開発費用がかかっても,すぐに元が取れるはずだ。

費用削減において,これだけのメリットがあるということは,今後オープンソースCMSを利用する会社が増えていくことを考えたとき,すでに過当競争になっている従来型のSEO対策だけを受託している会社,WEBデザイン会社,システム開発会社は,今後収益を益々減らしていくことになる。そういった会社は今から業態を顧客満足のためにシフトしていかなければならないだろう。

SEOにコストをかけるな

  • 2007/12/10 23:34 JST

SEO対策にコストを無駄にかけていないだろうか。

検索エンジンは,日々進化している。 より人気のある質の高いページを検索することを目的に,日々検索ロジックは置き換わっていくと思って良い。

そのため,きょうの検索エンジン対策にコストをかけて行ったとしても,必ずしもあしたの検索結果には繋がらない。 あまりに検索エンジンよりのSEOを行ってしまうと,検索ロジックにより検索順位の変動が大きくリスクが高くなる。

SEO対策で基本的な対策を行いさえすれば,CMSを使えばそれは自動的に行われるので何もすることはないが,良いコンテンツさえ最低限他のサイトからリンクされる場所にアップしておけば,自然と検索されてくるものだ。

キーワードがどうだとか,テーブル組みがどうだとか,そんなものはどうでもよいことだ。

とにかく良いコンテンツをサイトにためていくこと。これに限る。出せる情報,出すべき情報をすべて出すことなのだ。

そのために,SEO対策としてCMSの導入を一番に進めている。SEOだけのために,検索エンジンだけのためにコストをかけてはいけない。コストをかけるなら閲覧ユーザのためにコストをかけるべきなのだ。

ただし,CMSを導入する際にはいくつか注意が必要。Googleの技術関連のガイドラインでも明確に説明されている。要約すると

  1. robots.txt ファイルを正しく使い,重複して無駄にページを登録させない。
  2. CMSにURLリライト機能があること(Geeklogでは標準機能)。URLリライト機能で簡易なURL表記にすると、グーグルロボットがすべてのページを確実にキャッシュする。'?'や'='といった文字が含まれる場合はキャッシュされないことがある。特に,URL で "&id=" パラメータを使用しないこと。このパラメータを含むページは Google のインデックスに登録されない。

セッションID付きURLなど,不要なURLはできるだけインデックスしないように検索エンジンは学習しながら,必要なページだけインデックスする。そのため,GeeklogではURLリライトをリリースの初期からこだわって機能を提供しており,わたしもURLリライトをしつこくすすめている。
URLリライトされたページなら,検索エンジンも安心してページをインデックスできるからだ。

URLリライトとは

URLリライトとは(A)のようなCMS独特のパラメータ付きURLを,(B)のようにきれいなパラメータなしのURLに置き換える機能。
(A)でも表示されるが,(B)でも表示されるようになる。(A)で表示されなくなるわけではない。
そのため,サイト運営途中でURLリライト機能を使う場合には,(A)のURLをインデックスから削除するよう,robot.txtで指定する必要がある。

(A)http://demo141.geeklog.jp/article.php?story=welcome
(B)http://demo141.geeklog.jp/article.php/welcome

検索エンジンは,もしかするとセッションID付きURLか?と,疑心暗鬼でサイトをまわっていて,そのうちインデックスを必要なのにされなかったというようなトラブルを一切なくしてあげることこそ検索エンジンにやさしいサイトづくりだろう。

キーワード対策など細かなSEOばかりに汲々としないで,とにかくページをふやすことだ。キーワードを増やしたいなら,キーワードをタイトルにしてページをふやすことだ。タイトルほど強いキーワードはない。

とにかくページを1ページでもつくること。こざかしいSEOテクニックや変に気を使うのはまったくの無駄だ。

むかし,2002年ころまで,まだフレームだったりテーブル組だったりしたIvy SOHOサイトがページランク5だった。
つまり,結局はSEO対策より,サイトの人気だったわけだ。
フレームは,もちろんお勧めしないが,あのときは検索エンジンからリンクがわかるように親のHTMLのnoframe対応HTMLにリンク先をしっかり書いていたので大丈夫だった。

Googleなど,検索エンジンを侮ってはいけない。

ちなみに,Geeklogが一番SEOに適していると以前から言っている理由は,

  1. URLリライトに対応している。
  2. フィードを記事やリンク,イベントなど細かく出せる。
  3. トラックバック・ピング・ピングバック機能がある。
  4. サイトが軽い。(検索エンジンにもやさしい)
  5. 検索エンジンに誠実なrobot.txtが基本パッケージに用意されている。
  6. 記事の作成が直感的で簡単なので,すぐにつくれて,コンテンツを増やしやすい。
  7. 携帯からの投稿や,携帯でのログイン・編集により,携帯からもコンテンツを増やせる。

SEOの基本は質のよいページを増やし,質のよいコンテンツを増やすこと!これにつきる。

SEO対策をしたいのなら,先にCMS化をはかるべきだ。CMSにすれば自動的に最適なページを吐き出すし,グーグルサイトマップ対策も可能で,ピング送信で検索エンジンに瞬時に登録する。運営の効率化で,CMS化のための初期コストはすぐに回収できるだろう。

参考:

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