オープンソースコミュニティをつくる方法

  • 2007/11/24 13:58 JST

オープンソースを,ただ,無償で手に入れられるからというだけでよく研究もしないまま利用してビジネスにしようという動きが一部でみかけるが,残念だ。

なぜ無償で手に入れることができているのか,その背景や,そのソフトウェアの周辺状況をよく確認もしないでユーザに有償で提供するのは暴挙だろう。

ユーザ会にも入らないで情報を得ないまま,なにかビジネスになりそうだからというだけで勝手な動きを個々に行ってしまうのではなく,利用してなにかあったらすぐフィードバックしたり,おなじユーザ会のなかまで最新の情報を共有していく姿勢は,最低限必要なのではないか。

オープンソースによっては,まだまだユーザ会を組織できていない場合も少なくない。
そんな場合は,まずは,オープンソースの総合SNSであるOSPN SNSに参加して,該当のオープンソースコミュニティに入って欲しい。

もし無ければ自身で開設し,副管理者を設定して共同管理していくことも可能だ。しかるべきひとが参加して運営できる見込みができればコミュニティの管理権限を譲渡することもできる。

オープンソースを底辺から盛り上げようとする動きとしては,オープンソースカンファレンス(OSC)が最も有名で,OSCはOSPNの様々な活動の一部として定着してきた。OSPNの次の動きとして,SNSコミュニティでOSCのみならず,オープンソース全体のコミュニティスペースの提供だ。その次にくるものは,オープンソースWikiであったり,オープンソース検索システムであったりするのかもしれない。

もちろん,自前でコミュニティを平行してつくるべきだ。ただ,MLだけでなく,SNSをぜひ使って欲しい。オープンソースの開発は,どういった人物が関わってコードが提供されているのか外からもよくわかる仕組みにしておく必要がある。その場合,SNSは最適な個人特定システムがあるからだ。

開発者のリーダだけに責任や運営を集中させないで分散させて総合力をつけるための手法としても,SNSは最も有効な手段だ。

太陽と緑とSOHO

  • 2007/11/20 13:59 JST

生きていくためにどこからお金が入るのか,これは非常に重要なファクターだ。
会社にいるころには,会社がすべてだ。それは,生きていくための生命線になるからだ。

会社をやめると会社とひも付きの関係が清算される。
好きな仕事を,気の合う会社とだけ取引して仕事ができるSOHOは自由だ。

毎日通勤しなくてよいので,少々都会から離れても大丈夫。
クライアントとの打ち合わせは,ほとんどほんの数回で済んでしまうものだからだ。
毎日会って会議しようなんてクライアントならつきあわなければ済むだけだ。

自分で仕事をコントロールするので,時間の使い方も自由。
太陽をいっぱいあびながら,家族との時間も十分にとれる。
都会から離れて緑ゆたかな地域で,良い空気を吸いながら,健康的な毎日を送れる。
今も目の前の窓を開ければ緑いっぱいの景色がひろがる部屋でこのブログを書いている。

SOHOは,だから人気なのだ。

ただし,SOHOになるなら開発など,高度なスキルが必要だ。あるいはオンラインショッピングサイトなどWEB運営スキルが必要だ。

SOHO支援サイトを運営しているので傾向がよくわかるのだが,単純な入力作業は個人情報保護法が施行された昨年あたりからばったりとSOHO支援サイトに来なくなった。大阪ではもっと前から,単純なデータ入力の受注が落ち込んでいたが,東京でもその傾向が強く,東京におけるデータ入力専門のスキルの高いチームを組んでいるSOHOでさえ廃業を考えるほどなのだ。

だから,いわゆる単純入力作業である在宅ワークは,SOHOにはもういっさい仕事が回ってこないと思ったほうが良いし,もしそういうSOHOを求めている会社があるのなら,しかも初心者でも大丈夫とうたっている会社であるならなおさら悪徳商法を疑ってかかったほうがよい。いや,もう最初からそんな仕事はもう無いんだと目を向けない方がよい。個人情報保護法を恨んでも仕方が無い。

もし調べるのなら,「(会社名) 悪徳」これでをGoogle検索することだ。(会社名)にはもちろん在宅ワークを斡旋する会社名を入れる。たいてい1ページ目か2ページ目あたりですぐに判断がつくだろう。もし問題のある会社なら,悪徳商法にひっかかったという告発ブログや掲示板の書き込みがやまほど検索されるはずだ。

SEOとアクセス数のワナ

  • 2007/11/20 13:16 JST

SEO対策をするのに,最初に気にするのがアクセス数だと思うが,それはまったくの幻想だ。

アクセス数は増やしたいが,アクセス数がそのページの人気度かというとまったく異なるものだ。

タイトルに惹かれてクリックしたが,失敗したな!とすぐに戻るボタンをクリックするのは日常茶飯事だろう。
そんなアクセス数だけを指標にするのはばかげている。

どこまでじっくり読んで共感してくれて,コメントを寄せてくれたり,リンクしてくれたり,そしてその記事に対する記事をどこかで書いてくれてトラックバックを寄せてくれる…。そういう広がりがあってはじめてそのページの人気があがったといえるわけで,単にアクセスがあっただけではほとんど意味がないのだ。

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