CMSで携帯用サイトをつくる

  • 2006/06/30 00:03 JST

geeklogのPC用のサイトは、http://www.geeklog.jp/
Geeklogpc1

携帯用のサイトは、http://www.geeklog.jp/m/
Geeklogm1

見た目はかなり違いますが、実は同じデータベースを参照して表示しているので、記事や掲示板の書き込みは完全に同期しています。

自宅や会社ではPC用のサイト。移動中は携帯からチェック。最近買い換えたばかりの携帯では、クッキーを利用したログインができるので、管理者のアカウントでログインしてコンテンツの管理までできてしまう!そして掲示板への書き込みやメッセージ交換なども自由にできるのです。

サイトを携帯対応にするには普通実に面倒な作業が必要ですが、ここでは、携帯でも見れる人は見てね、見れなかったらあきらめてね、というスタンスで、文字コードはシフトJISに変更しているわけではなく、UTF-8のままです。

文字コードに関しては、ここ2年くらいの携帯であれば、UTF-8でも、EUCでも文字化けせずに見ることができるようになりました。

1ページあたりの容量も、メモリ搭載量が増えてきているので掲示板の画面でも十分みれたりするのがうれしいです。

クッキーにも対応してログインまでできるのだから携帯対応サイトを作るに限ります。

携帯用に苦心したところはなんといっても容量。ヘッダやフッタは最小限のタグ。左ブロックや右ブロックのメニュー部分はまったく削除するという思い切った方法。

PC版の掲示板テンプレートではロールオーバーで最新書き込み内容が表示されるのですが、携帯版ではその部分を削除するなど軽量化しました。記事は1ページあたり通常10件あたりに設定するところを、1件に変更。これで1ページあたりの容量がぐんと小さくなります。

キャリアもこれから増えていき、機種もどんどん増えていく・・・。でも、携帯の機能は後戻りすることはありません。クッキー対応機種も増えるだろうし、UTF-8、EUCコードが将来読めなくなることはありえない・・・。

ということで、携帯対応は、携帯はかならずPCに近づいてきますから、1つのサイトをつくったら、できるだけ携帯のサイトも設置して、両方で検索され、見てもらい、掲示板や記事の書き込みなどに参加してもらうことをおすすめしたいです。

メールマガジンをいろいろと受信していますが、お気に入りのメールマガジンは携帯に転送するメールアドレスで登録して、移動中の空き時間にチェックすることが少なくありません。そんなとき、携帯対応のURLがあるのなら、すぐにクリックしたくなりますよね。

そしてそこから購入ボタン、申し込みボタンがあればなおいい。

携帯サイトの増設で、アクセスアップを2倍にも3倍にもできるはずです。

ただし、そのままだと検索ロボットがPC版と携帯版の2重にクロールすることになるので、重複してクロールしないようにrobots.txt対策をおこなってクロール拒否設定を忘れないようにしましょう。

携帯サイトはGeeklogを携帯用URLにインストールして、携帯用テーマをダウンロードしてセットするだけで設置できます。

CMSの醍醐味システム拡張。AJAXプラグインも

  • 2006/06/27 09:00 JST

CMSのおもしろさはシステムの拡張です。Geeklogではそれをプラグインと呼んでいます。XOOPSではモジュールと呼ぶようです。

Geeklog Japaneseに参加していただいている開発者が個々にテストサーバでいろいろな拡張を試しており、現在AJAX対応プラグインも進行中です。AJAXでは、多くの機能をバックグラウンドで実行させることができるので、その開発状況に注目しているところです。

最近では階層化メニュープラグインをPayPalで海外サイトから購入してダウンロードし、Geeklog Japanese会社サイトに追加してみました。
ひとつひとつシステムを簡単に拡張でき、さらに修正を加えてたのしむのがオープンソースCMSの醍醐味だと思います。PayPalで購入するのははじめてだったのですが、掲示板やメッセンジャーでいつでも聞けるので安心です。

特にCMSはコミュニティを育てるためのシステムですから、参加しやすいしくみを自分たちで開発・運営でき、ますます面白さが増すことになるわけで、しかもUTF-8対応システムなので英語圏との連携だけでなく、世界中の開発者が連携できます。ペルシャ語やフランス語中国語などを一覧にした記事を作成してみましたが、UTF-8だからこそ、ですね。

オープンソース開発者グループは多くは東京で集まり、大阪はGeeklog以外にグループは少ないようです。それで大阪の豊富な人材がGeeklogに集まっていただいたという要素もあるのかもしれません。
しかしながら、東京での展開は不可欠ですので6月の東京オフ会につづいて、7月6日は、セミナーを開き、夜はGeeklogを育てる会を開くことになりました。

ホスティングプロ2006 Geeklogセミナー in 東京 
 日時:2006年7月 6日(木曜日) 11:20 - 11:40
 Geeklogを育てる会 19:00-21:00

毎月なんらかの形で集まりたいので、東京で拠点となっていただける開発者を募集しています。Geeklogを育てる会にも。

8日は大阪でセミナーを3時間開きます。参加は開発者だけではありません。あらゆる層の人たちが参加しています。

オープンソースのオフ会はたのしくて

  • 2006/06/16 17:38 JST

オープンソースCMS「Geeklog」のセミナーを5月20日、6月3日に続けて大阪で開きました。

3日の大阪のセミナーは、遠く神奈川県からも参加がありました。
朝9時にこちらについた、と、サイトのメッセージ機能で連絡を受けて大阪観光を聞かれたのでなんば花月あたりを紹介。
おおさかのおばちゃんを中心とした話術の文化を堪能して、さらにGeeklogのセミナー、2次会と、オープンソース仲間での話題にひたって・・・

10日の大阪のオフ会には、福岡からわざわざ参加していただいて、また盛り上がりました。結局午後3時から7時半までオフ会。そのあと夜9時半までスカイビルへ大阪観光に繰り出したわけで、延々6時間もあっという間の楽しい時間でした。

13日は東京でオフ会を開きました。直前に東京出張が決まり、急遽メルマガで案内したのですが、技術評論社の「SoftwareDesign 3月号」のGeeklogの記事をきっかけにコミュに参加していただいたはじめての参加の方が3名もおられて10人を越えるオフ会で盛り上がりました。

次回は7月8日大阪でセミナーを開きますが、東京でもセミナーを毎月開く!と、先日の東京オフ会で宣言したので、これから日程・会場をきめないと・・・。

というふうに、オープンソースのオフ会はいつもあたらしい出会いがあって、話題が会い、たのしくて時間をわすれるほどです。
それぞれボランティア参加しているのですが、それぞれオープンソースにかかわる意義を十分に感じてたのしんでおられるように思います。
単にオープンソースのユーザであっても、なんらかのかたちでフィードバックしたいという気持ちをもっておられますし。

こういう感覚は、企業のなかではなかなか味わえないものだとおもいます。

きょうは本家の英語サイトからブログでよく見かけるミニカレンダーのソースをダウンロードして日本語化し、Geeklog Japaneseにレイアウトしてみました。日本語化したファイルには、それぞれに筆者のなまえを入れてパッケージ化して、だれでもダウンロードできるよう、アップしました。

無償だけどだれかに喜んでもらうことを実感しながら、しかも確実に名前を残して仕事ができる充実感・・・。だからオープンソースの開発はたのしいし、そんなみんながあつまれば、もっとたのしい。

毎日掲示板やメール、メッセージなどで全国、世界規模でみんなとつながっているから、オフ会やセミナーではじめて出会ってもすぐに話題がはずみます。これはインターネットやメールはどうも苦手、といった人々には想像もできない世界なのだろうと思います。

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