とうとう出版!CMSをみんなが探している

  • 2006/07/25 17:22 JST

CMSを導入すると夢のようなWebの世界が待っています。
SEOもユーザビリティもアクセシビリティもユニバーサルデザインも、一気にステップアップします。

ただ、これまでのCMSでは設置するまでは良いものの、カスタマイズや運営で躓いてしまうサイトも多かったのではないでしょうか。

CMS導入ガイドの書籍が、書店で複数のCMSで見かけられるようになってきました。
もっと良いCMSはないか探している・・・今はそういう段階なのかもしれません。

といったことで、以前よりの悲願だったGeeklogの導入ガイド。書籍として今年12月か来年早々にお目見えできるかも、ということになりました。以前、「無償CMS Geeklogを使ってみよう!?グローバル設計とハイセキュリティ」を、技術評論社「Software
Design」
2006年3月号で書かせていただいた縁からでした。

書籍化を控えてWikiドキュメントもこのところ急ピッチですすんでいます。

このWikiは、やはりオープンソースのMediaWikiです。MediaWikiとGeeklogがあれば、最強のコンテンツができあがります。本家では、どうやらGeeklogで動くMediaWikiプラグインを開発しているようなので、これが合体するとさらに夢のような世界になるのではないかとひそかに期待しています。

すでにZen Cartプラグインはテスト開発中で形になってきていますし、Ajaxプラグインもいくつか出てきています。

CMSはどこまでも可能性あり、その限界をしらないこと。プラグインシステムで、簡単にシステムを増強できることが、大きな魅力です。

それだけに、基本設計がしっかりとしたものである必要があると実感します。

オープンソースCMSを選ぶポイントは、記事として過去に掲載しています。

オープンソースCMSを選ぶポイント

  1. セキュリティに対する姿勢、セキュリティ情報の豊富さ
  2. 利用者が多く、意見交換が活発
  3. 日本での開発者コミュニティが充実
  4. 世界的な規模で開発が連携を取れていること
  5. 機能の豊富さと開発スピードの速さ

豊富な機能も必須ですが、開発のスピードを上げていかなければ、最新のインターネット技術に追いつけません。
オープンソースなので、セキュリティパッチ情報など、迅速に配信される環境が必要です。
利用者が多いことは必須。実際につかってみてさらに機能が充実します。
日本語サイトが充実して意見交換できることは重要です。
開発スピードが必要でしかも連携が必要なので、世界規模で連携が取れているに越したことはありません。

Geeklog Japaneseサイト CMS比較:オープンソースCMSを選ぶポイント より)

CMSは多くの人たちによって支えられ、将来にわたって開発が続けられるものなので、その将来性を十分吟味する必要があるように思います。

将来性を計るには、関わっている開発者の姿勢、体制を知るのが一番だろうと思います。良いCMSには、良い開発者が目をつけ、さらに良いシステムへと拡大していく、そういう良い循環があるものです。

あらゆる企業や、団体が、普通のホームページにも、コミュニティポータルにも、グループウェアにも、何のためらいもなくオープンソースCMSを利用していく時代になっていけば・・・と思っているわけです。

SEOはCMSで。トラックバック、RSS、メルマガも

  • 2006/07/13 13:21 JST

SEOは基本に立ち返ってみなおすときだと思います。

アクセスアップの基本は、ひたすら役に立つ良いサイトをつくること。
もう、それだけです。キーワードがどうだ、ページランクがどうだというのはあとからついてくること。人を裏切らないサイトづくり。もう、これだけです。

毎月アドワーズやオーバーチュアに何十万もかけているというサイト。思うように効果がなくて・・・という相談をうけたことが1度となくあります。

アクセスがあっても、そのサイトがよくなければ何の意味もない。本末転倒とはこういうこと・・・

労力をかけるべきところをすっかりまちがえているようです。

さらにグーグルからのアクセスを増やしたいなら、まず、ヤフーのカテゴリ登録、グーグルサイトマップへの登録、タイトル・H1タグ・被リンクテキスト、関係サイトからの被リンク対策。そして、RSS配信トラックバック、ピング送信、メルマガやニュースリリースの配信・・・。
こういったサイトをオープンソースCMSを利用して設置すれば特に開発することもなく開設できるわけですから、最強です。

CMSを利用すれば、タイトルテキスト、H1テキスト、テキストリンク、サイトマップなどSEOが万全に自動的に行われるので、サイトの設置者は、サイトの充実だけに目をむければよいことになります。

サイトの充実こそアクセスをアップさせるのだということを忘れて、アクセスアップの麻薬のSEO SEM対策ばかりに走るのは、おすすめできません。

オープンソースCMSはセキュリティ対策が命

  • 2006/07/10 17:51 JST

オープンソースは、これからのビジネス戦略に欠かせない、という認識は随分広まってきたように思います。

大手開発企業はこれまでオープンソースはセキュリティ面で不安があるという理由で高額な自前のCMSを導入し続けていましたが、これからは導入費用の削減やどんどん進化するWEB技術に対応するための開発作業料は圧縮の方向にいかざるを得ないでしょう。
そのため、大手開発企業でも、だんだんオープンソースでの導入事例が出てきたようです。

トラックバックやピング送信など含め、WEBの進化に追いつくための機能を、どんどんいつまでもどこまでも開発し続けるのは、やがて息たえるのではないかと、人事ながら心配です。そういった意味では、オープンソースCMSはいろいろと増えてきており、用途にあったCMSを上手に選べば無理なく良いシステムを提供でき、将来も安心して運営していけるというものです。

都道府県サイトでも、オープンソースの導入がすこしずつ進んでいます。
CMSをいれる必要もないくらいまったく変化のないサイトにもかかわらず、部門横並びのソフトウェア開発価格として何百万もかけて大手開発企業のCMSを導入しているのは税金の無駄。もっと安くオープンソースを導入して、いかに有効に運営するかのほうにこそ苦心してほしいものです。

さて、これまでオープンソースCMSではなく独自開発のCMSを導入しなければならない理由を、大きくはオープンソースCMSのセキュリティ面での不安と、良いオープンソースCMSの選択肢が少ないことが挙げられてきました。

それが、セキュリティギークなCMSとして開発されてきたGeeklogの登場で、大きく選択肢が増えました。プラグイン開発もやりやすい設計なので、英語版のプラグインの日本語化だけではなく、日本人の独自開発プラグインも徐々に生まれてくるようになりました。

6日に、東京 ホスティングプロ2006でセミナーを開催。8日は大阪でセミナーを開きました。
その際のプレゼンテーションファイル(パワーポイントファイル)を公開しました。

セキュリティギークな姿勢を常にくずさず対応できるオープンソースCMSは、無限の可能性をもっているように思います。

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