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オープンソースの開発連携をSNSでも

  • 2006/11/10 16:17 JST
  • 表示回数 2,287

オープンソースのGeeklogの開発をするようになって、開発元の本家のスタッフとメールの交換をすることが多くなりましたが、いつも感じるのは、彼らがGPLの精神に基づいて、とても気持ちのよい対応をしてくれることです。気さくで親切であたたかい。

本家で中心となって開発しているダークさんだけではなく、それを取り囲む多くの開発者がみな、同じ雰囲気をもっています。

日本人と結婚したドイツ人の開発者や、日本に友人がいて、長期滞在したことのある開発者もいて、1日に何度もメールをやりとりしたり。

こちらから送ったたどたどしくてぶっきらぼうな英語に対して、わたしはあなたの英語ほど日本語が上手でないからはずかしい、とひらがなまじりのメールが返ってきたことまで!

違う環境をすべて受け入れる姿勢は見習いたいし、こちらのGeeklog Japaneseの運営でもいつもそうでなければならないと思います。

Geeklogの日本語版パッケージは、もうじき、3キャリアに対応した携帯対応を標準仕様にしたものをもうじきリリースします。自動的に携帯かどうかを判断して振り分けているので、PC用と同じURLで閲覧できます。ドキュメントはWikiで紹介しています。ログインから編集まで、すべてを携帯で操作できます。携帯でアクセスしたときだけShift JISで表示させ、携帯にクッキー機能がなくてもログインできるようになりました。掲示板への書き込みや記事の作成も可能です。テーブルタグは自動的に削除して書き出すので、多くの機種で表示が可能になりました。インストールしただけで自動的に携帯でも利用できることになるので、とても便利になります。

7月31日にIvySOHO SNSを立ち上げて随分開発の連携がとれて、きれいなテーマやコンフィギュレーションエディタプラグイン、テーマエディタプラグインなどが生まれましたが、先日、Geeklog開発SNS(http://biz.geeklog.jp/)を立ち上げて、純粋にGeeklogを中心としたコミュニティを公開参加型(招待制ではなく自主参加型)で運営して、さらに開発者の輪をひろげようと動いています。

Geeklogは、まだまだ足りない部分が多いので、たくさんの開発者に参加していただける環境をつくることが必須だからです。

Geeklog_logo5

様々なテーマをつくること、インストーラーを改善してもっと簡単にインストールできるようにすること、ダウンロードパッケージの改善、メディアギャラリなど便利なプラグインの完全日本語化などなど、やりたいこと、やらなければならないことがいっぱいです。参加はどなたでも。ご参加をお待ちしています。

Geeklogはプラグインをつくるだけではなく、様々なアドオンを開発する環境が提供されています。PHPブロック関数や静的ページPHP、アプリケーション、カスタム関数、そして本体のハックもわかりやすい環境です。

上のキャラクターは、あたらしく作成したGeeklogのキャラクターです。

ウィキペディアに見習うサイト運営

  • 2006/10/22 21:52 JST
  • 表示回数 2,682

このブログで、以前ウィキペディアにCMSのGeeklogについて記述したことを書きました。現在その流れで様々なひとたちによってすこしずつ修正が加えられつつ、ページが存続しています。
また、コンテンツマネジメントシステムの分類について、このブログで分類方法をいろいろと話題にして、多くのコメントを付けていただきました。それで、GeeklogやXOOPS、Joomla、MODxといったCMSは汎用CMSに分類され、CMSの中にブログやWiki、SNSも入ることもあらためて確認できました。
ウィキペディアに分類されることなく並列で様々なソフトが紹介されていたので、「汎用CMS」「ブログ」「ウィキ」「SNS」「Commerce」「その他」といった分類を追加して、各種CMSを整理して紹介したわけですが、その分類は営々と今もながれを受け継いで運営されています。

ウィキペディアには、だれでも書き込みができます。Geeklogで運営しているドキュメント用のWikiは、限られたメンバーが、ログインしなければ編集できないように制限していますが、ウィキペディアにはログインせずに書き込むことさえできます。

しかしながら、ウィキペディアが悪意のある書き込みで荒れることはほとんどありません。これはもっと注目すべきことではないでしょうか。

インターネットといえば、無断転用、無断個人情報掲載、誹謗中傷があるので怖い、そういったイメージが一方であるのですが、こういった善意の輪の中で、安全に運営されているサイトがあることは、もっと知られてよいのではないかと思います。

ウィキペディアがなぜ荒れないのか。それは運営本部のポリシーが十分であり、それがサイト全体にいきわたって、ボランティアや多くの閲覧者からの厳しいチェックの上になりたっているからではないかと思います。

そういったポリシーのサイトでは、そのポリシーに共感した参加者がサイトをさらに作り上げ、運営していくことになるのでしょう。

一方、荒れたコミュニケーション、他のサイトを攻撃したり、誹謗中傷するサイトがもしあるとしたら、そのサイトの運営者は、運営ポリシーがただしいのか、そのポリシーを十分参加者に伝えているかを再度見直す努力が求められるように思います。

SNSや、CMSでは様々な掲示板を中心としたコミュニティを運営していくことになりますが、実りのあるコミュニケーション、安全なコミュニケーションを育てる努力をすれば、かならずそれに共鳴するひとたちが現われて、その輪が広がります。その輪を育てる努力を、運営者は常に求められていますが、その努力はかならずいつか参加者が様々な方法で報いてくれることでしょう。

SOHOとWeb2.0

  • 2006/10/12 09:11 JST
  • 表示回数 2,123

11月1日はSOHOの日です。これは、日本SOHO協会 が、SOHOの普及と支援を目的としてつくられたものです。

Identity 自分らしく生きる
Independent 独立・自立した生き方を示す
Individual 個人・個性ある生き方を示す

これら3つの“I”(アイ)をコンセプトに11月1日に決まりました。

現実のSOHOのブランド力は、成功したSOHOも多いのですが、様々な在宅ワーク詐欺や、過酷なSOHOの労働実態も一部にあり、全体的には理想とのギャップもあって厳しいものがあります。

が、あえて企業の中で生きる安定を捨ててSOHOになる人たちは数多く、安定はなくなったけれど、この3つの“I”(アイ)を得たという声は多いのです。

さて、SOHOは、情報の圧倒的質・量をネットで得ています。
ネットでのコミュニケーションで常に最新情報を得て、おなじSOHO等と連携しています。

記事にコメントをつける、トラックバックを送る、ピングを送る、ブログやホームページを開設して、RSSを広く配信する… こういったまさにWeb2.0に直結する行為を行っているのは、企業社会のしばりを持たず、自由に発言できる、まさにSOHOなのかもしれません。

つまりSOHOは一見バラバラで存在しているように見えるものの、Web2.0を支える大きな勢力になっており、ネットでは24時間連携して太い情報交換を持つグループなわけです。

最近ではIvySOHO SNSなど、SNSでも連携がはじまっています。

さて、ことしの日本SOHO協会は11月1日、「WEB2.0時代におけるSOHOの可能性とチャレンジ」をテーマに、シンポジウムを開きます。米国のアルファー・ブロガーで
ITジャーナリストのダン・ギルモア氏の基調講演も。

当日はパネラーとして参加の予定です。

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