SOHO DAY 2007 記念シンポジウムいよいよ

  • 2007/10/17 01:19 JST

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SOHO DAY 2007 が11月1日,東京都立産業貿易センター浜松町館にて開かれる。

今年のテーマは「オープンソースがSOHOの未来を拓く」。

日本SOHO協会のホームページも,オープンソースのGeeklog(GPLライセンス)を利用してリニューアルした。

TOPページは旧サイトとまったく同じデザインだが,2ページ目以降はシステマチックなGeeklogそのものだ。

SOHO団体等からのイベント投稿の受付けや,リンク申請も可能になった。

Geeklogなので携帯でも閲覧・ログイン・編集できるので,出張先でも管理できる。

おなじくオープンソースのOpenPNE(PHPライセンス)を利用したSNSもテスト的に協会関係者でスタートしている。いずれSNSの輪が広がることを期待している。

オープンソースをこうやっていろいろなところで宣伝しているのだが,その様はまるで布教しているかのようだ。

その良さを知っているひとは知っている。そしてその恩恵を十分に受けている。だから,知らないひとには教えてあげたい,恩恵を受けてもらいたい。知っているひと同士の結束は固く,オフ会や展示会などでは,とてもたのしそうだ。

ただ一方,その行動,布教活動?が余計なお世話だったりすることもあるだろうし,なぜそこまで熱心なのかはかりかねるところもあるだろう。

オープンソースの弱みは,統一されない命令系統なのでは?とか,きままに作られたソフトウェアが実際に現場で通用するのか?という懐疑心だったりするのだろうが,そこは,オープンソースの代表者たちが集まる今回のようなカンファレンスに参加して,さらに懇親会でリーダー達の素顔に接してみると良いだろう。

筋の良いオープンソースは,何百人,何千人という手が加わっていつつも,全体に均整が取れて,安全で性能も良いものだ。それを実現させているのはネットのチカラであり,世界中の開発者と24時間つながっているという連帯感,達成感がオープンソース参加者にとってうれしいものだ。

今回はオープンソースソフトウェア協会理事の基調講演があり,世界のオープンソースの利用と日本における利用,そして普及などが語られる。おもってもみなかった場面で多く使われている現状を知ることになるだろう。

OpenPNE等,オープンソースのリーダたちによるパネルディスカッションもなかなか見られないものだ。

オープンソースは,しっかりと見極めて利用すれば,これほどこれからのビジネスに強いものはない。

今年最大のオープンソースカンファレンス開催

  • 2007/10/04 01:11 JST

オープンソースカンファレンス2007が10月5日,6日東京で開催される。

日程:2007年10月5日(金)・6日(土) 10:00?18:30(最終日は17:30)
会場大田区産業プラザ(PiO) (東京都大田区・京急蒲田駅徒歩3分)
参加費無料
内容:オープンソースに関する最新情報の提供
・展示 - オープンソースコミュニティ、企業・団体による展示
・セミナー - オープンソースの最新情報を提供
主催オープンソースカンファレンス実行委員会
企画運営株式会社びぎねっと

オープンソースカンファレンスは年に6,7回程度全国で開かれる。
やはり東京で開催される催しがもっとも入場者も多く,出展団体も多い。

出展者団体はどこもおしなべてラフな格好で,こういったイベントで顔見知りになっていることが多い。

ただ,こういった催しを支えているのはいわゆる民間企業で,国などが応援している気配がないのは残念な気がする。

ところで,9月20日,デジタル家電およびPC関連製品製造販売の米Monsoon Multimediaが、GNU
General Public License(GPL)違反で提訴された。(ITメディアニュースより)

GPLの生まれた経緯や理念を理解することなく,ソフトウェア開発に貢献する意思を持たないでただ成果だけを横取りして利益だけをむさぼるのは正義に反した行為だろう。

日本のメーカーもオープンソースを利用した商品を,ソースを開示することなく販売している現実がかなりあるようなので震撼したはずだ。

GPLの規約は誤解されやすいが,GPLの生まれた経緯や理念をよく理解することからはじめることが重要で,規約の枝葉末節を捉えて抜け穴を探してはならないだろう。

サーバのチューニング

  • 2007/09/16 06:15 JST

サーバがやたら遅いと感じたことはないだろうか。

特にCMSであれば,1ページ表示するために,MySQLのたくさんのテーブル,そして非常に多くのPHPやテンプレートファイルをアクセスした上で表示するので,サーバが適切にチューニングされていなければ,サーバがいくら性能が良くても関係なく非常に遅くなる。

自前のサーバやVPS等の専用レンタルサーバであればこれらの作業で,色々な高速化ができる。

  • データベースの設定
  • Apacheの設定
  • PHPのアクセラレータの導入等

遅いなと感じたらすぐチューニングをしてみると良い。

快適にページが表示されるようになると,ストレスなくページを閲覧できるので,自然に閲覧ページが増える。
あまりに遅いページであれば閲覧者から敬遠される。

サーバにかかる負荷が少なくなるので,同じサーバでたくさんの同時アクセスを処理できるようになる。同じサーバにより多くのサイトを設置できるのでコストパフォーマンスも良い。

またPHPのレスポンスが良くなればより複雑なプログラムを追加構築してより良いサービス構築が可能になる。

VPS等でしっかりチューンアップしていない状態だと1ランク上のサーバを選ぶ必要が生じて月々の費用も増大することになるかもしれない。

こういったことをホスティング会社に相談しても,一般的にチューニングのアドバイスはしてくれないようだ。VPSなら自己責任でこのようなことまで視野に入れて賢く運営したい。

今月,ある会社のサーバのチューニング作業を行って劇的にレスポンスが上がったので,ものすごく感謝された。

他でもこのようにチューニング作業で劇的に改善される可能性のあるサーバが眠っているに違いない。

今回のチューニング作業は,Geeklog Japaneseの開発メンバーで,Zen CART on XOOPS, Zen CART on Geeklogの開発など,オープンソースで活躍しているTKTools.jpの木下さんに委託した。オープンソース開発のネットワークのなかで,サーバのチューニング作業を安心して委託できるひとが見つかったわけで,本当によかった。

このようなサーバのパスワードもすべて渡して作業してもらえるには,スキルはもちろん必須だが,日ごろの人間関係が安定して良好であることも重要だ。

オープンソースの恩恵を,こういった場面でも受けている。

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